2006年(平成18年)7月20日 第1094号

06/07/20

■検査員、受入検査が焦点に
 鉄筋継手部/中間検査義務付け視野に 圧接協会などで制度検討
 耐震強度偽装事件の再発防止のため、政府が提出した建築基準法や建築士法などの改正関連4法が今年6月、参院本会議で可決、成立し、1年以内に順次施行される運びとなっている。3階建て以上の共同住宅には建築確認と完了検査に加え、全国一律で工事途中の中間検査が義務付けられることを受け、鉄筋継手部の検査員制度の構築と受入検査のルールづくりに関する検討が行われていることが関係者の話でわかった。

■【Observer】1280億円の減益要因
 暑中お見舞い申し上げます。暑さ厳しき折柄、旺盛な電力需要を賄うため、全国の発電所ではフル稼働が続いていることと思われますが、中部電力の浜岡原子力発電所5号機(静岡県)は、蒸気タービンの羽根の破損にともない緊急停止を余儀なくされました。同型の日立製作所製タービンを使い、同社が電力供給を受けている北陸電力の志賀原発2号機(石川県)も運転を停止しており、仮に両機の停止分を燃料費の高い火力で代替すると、減益要因は合計で1280億円に上るそうです。浜岡では詳細な原因調査に当たり、当該タービンの羽根に目視検査と非破壊検査(MT)が適用され、今月11日までに損傷した羽根は662枚に及びます。依然、原因は調査中ですが、設計または施工上のミスの疑いが強いとの見方もあり、熱くならずとも、「タービンを製作した日立に対し損害賠償を求める可能性もある」(中部電力)との中部電力の反応は当然といえるでしょう。くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

■【特集】NDT開発現場から−東邦ガス
 国内初 超音波開口合成法でガス管溶接内部を可視化
 東邦ガス(本社・名古屋市熱田区桜田町19―18)は国内で初めて、ガス導管溶接内部を3次元画像で可視化する技術の実用化に成功した。3D超音波検査装置を手がける、東芝電力システム社との共同開発によるもので、今春完成した現場向けのプロトタイプは順調に適用実績を挙げている。検査装置の開発に当たっては将来、溶接熟練者の高齢化が懸念されるなかで、良質な溶接品質の確保に加え、社員の品質管理のモチベーション向上の一助にしたいという担当者の思いが込められている。


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