2006年(平成18年)5月5日 第1089号

06/05/05

■電事連、UT技術改善図る
 東電福島問題/フェイズドアレイ導入など 判断レベルの向上めざす
 東京電力福島第二原子力発電所3号機の原子炉再循環系配管で、検査員がひびの判定に当たり溶接健全部(溶接裏波部)からのエコーと誤判定した問題を受け、健全性評価制度の検証やUTの信頼性向上を目指す取り組みが活発化している。原子力安全・保安院は福島で得られた知見の民間規格や規制基準への反映を重視するほか、PD合格者による欠陥サイジングの早期実施を求める。一方、電気事業連合会では、フェイズドアレイの導入を含め、UT技術の改善を図る。

■電気協会、6月めどに素案作成
 JEAG4207改訂/PD対応、質疑応答を承認
 日本電気協会原子力規格委員会の供用期間中検査(ISI)検討会(石沢順一主査・東京電力)は、JEAG4207-2004「軽水型原子力発電所用機器の供用期間中検査における超音波探傷試験指針」の改訂作業に乗り出した。6月の次回会合に向け、第2章(一般事項)、第4章(配管の超音波探傷試験要領)とともに、東京電力福島第二原子力発電所3号機で交換のために切断した原子炉再循環系配管で切断前に実施したUTで特定できなかったひびが確認された問題に対応する素案づくりを急ぐ。

■非破壊検査フォーラム/「メンテナンスの研究開発に終わりはない」
 安全・安心を担保する保守検査とは?/パネル討論 寿命予測、網羅性が話題に
 2006 国際ウエルディングショーの併催講演会、非破壊検査フォーラム「安全・安心を担保するための戦略的保守検査―今、検査現場で求められるNDT技術―」が4月14日、東京ビッグサイト会議棟で開かれた。ガイド波、CR、フェイズドアレイ、サーモグラフィの最新技術紹介に続き、小林英男氏(横浜国立大学)、森濱和正氏(土木研究所)がそれぞれ基調講演を行った。パネルディスカッションでは関根和喜氏(横浜国立大学)の司会のもと石油化学、石油精製、土木、火力発電、検査会社から出席したパネリストが、安心につながる余寿命予測とその精度の担保、検査の網羅性の担保、保守検査の現状と課題などについて討論した。

★このほかの注目記事☆
■陸上タンクの戦略的操業管理に関する技術検討がキックオフ/横浜国立大学とJOGMEC
■NDT工業会、会員会社対象に結果報告会開く/「グランドステージ川崎大師」調査工事
■検査のソリューションが盛り沢山/2006国際ウエルディングショー/NDT関連各社のブース探訪
■【概要掲載】国交省「非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領(案)」/平成18年3月改訂
■25度レ形開先実験を報告/全構協/設計・ゼネコン対象に 6月、東西で開催

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