2005年(平成17年)1月5日 第1057号

05/01/05

2005 新春特別号

 昨秋の新潟県中越地震にともない、JR上越新幹線「とき325号」の脱線したテレビ映像は衝撃的であったが、翻って、あの観測史上初の震度7の激震が襲った阪神淡路大震災からちょうど10年を経ようとしている。現在、既存各種構造物の余寿命評価・診断業務の必要性か高まりをみせるなかで、ツールとしての非破壊検査技術が社会の関心を集めている。社会資本の安全を担保するうえで非破壊検査の重要度が広く浸透することを期待したい。

■【新春特別インタビュー】検査弁護士論が実現する時代へ
 非破壊検査? 山口多賀司会長が語る
 原発問題などをキーワードとして、非破壊検査業界を取り巻く現状は大きく変貌を遂げようとしている。そこで今回は、新春特別インタビューとして、独立系の最大手検査会社である山口多賀司・非破壊検査株式会社会長に業績見通しを踏まえたうえでの現況、そして1年後に控えた会社創立50周年を契機とした事業計画などを聞いた。ここにその肉声をお伝えする。

■【特集 新検査論】
 ?『高圧ガス導管』 独自開発の検査ピグを実用化
 東京ガス、根岸幹線等に適用
 都市ガス供給事業者にとって、ガスパイプラインの維持管理は最も重要な業務の一つである。東京ガスでは、ガス製造工場から送り出されたガスを遠距離に大量輸送するためのパイプライン、「高圧ガス導管」の減肉を高精度に検出する検査ピグを独自に開発し、実用化している。特集「新検査論」の第一弾では、同社導管部幹線グループの米村康課長に検査ピグの開発経緯や特長、これまでの適用実績などについて聞いた。

■【特集 新検査論】
 ?『航空機エンジン』 広視野、操作性向上で信頼性確保に貢献
 日本航空ジャパン、工業用ビデオスコープシステム「IPLEX」を3台配備
 航空機エンジンの保守検査に不可欠な工業用内視鏡。ここ数年は、優れた光学性能とデジタル技術を駆使した製品が登場し高度化する検査ニーズに応えている。本号では、オリンパスの工業用ビデオスコープ「IPLEX(アイプレックス)」を3台導入した日本航空ジャパン(JALJ、旧日本エアシステム=JAS=)を訪ね、敦沢法義・整備本部技術部主事(原動機技術担当)にBSI(ボア・スコープ・インスペクション)の位置づけや現場作業の留意点、今後製品開発に望むことなどを聞いた。

■【特集 新検査論】
 ?『複合材』 05年度、空中超音波装置導入へ
 JAXA・先進複合材評価技術開発センター 「非破壊検査は基盤技術」
 「複合材研究において非破壊検査・評価は基盤技術の一つ」。こう語るのは、航空宇宙産業界のサポートと先端研究を活動の両輪に掲げる、宇宙航空研究開発機構(JAXA)総合技術研究本部の石川隆司・先進複合材評価技術開発センター長。石川氏によれば現在、航空業界を中心に複合材をめぐる技術革新は目覚しく「NDIは研究と実用の格差を埋める存在でもある」と強調する。


☆このほかの注目記事★


■【年頭所感】学・協会 有力企業各社

TOP画面へ

お勧めの書籍