2003年(平成15年)8月5日 第1023号

03/08/05

■PLR配管はUT検証待ち
 原発健全性評価制度、保安院が整備案示す
 今年10月1日から施行される原子力発電設備の健全性評価制度の整備作業が大詰めを迎えている。原子力安全・保安院では当面、原子炉圧力バウンダリを構成する機器(クラス1機器)に属する容器および管と、昨年の一連の不正問題の端緒となった炉心シュラウドを対象設備にする方針。ただ、クラス1機器のうち、SUS316(LC)材を用いた再循環系(PLR)配管は現在、欠陥に適用する改良UTの検証中であることから、信頼性が確認されるまでは同制度の対象外とする。

■国交省、UT義務化で再発防止
 アンカーボルト定着長 施工不良(中間報告)は174橋
 昨年岐阜県で発覚した落橋防止装置等のアンカーボルト施工不良問題に端を発し、直轄国道や高速道路等で実態調査を展開中の国土交通省は7月25日、6月末時点の中間とりまとめを公表した。それによると直轄国道の838装置、高速道路等の64装置の合計902装置で所定の機能が発揮できないことが判明。同省では今春の全国調査から超音波探傷(UT)によるボルト長さ測定を指示し「これまでの調査を通じて、超音波探傷器は『使える』と判断した」(同省国道・防災課)ことを受け、今後の再発防止のため請負業者にUT全数調査を義務付けるほか、工事の監督段階からUTを導入する方針を固めた。

■【フィールド・ルポ】高速全面検査システム「S-Map」
 三井化学(株)市原工場で初めて実機適用
 旭エンジニアリング・次世代メンテナンス技術研究所とシーエックスアールは共同で、容器の高速全面検査システムを三井化学?市原工場の定期検査で初めて実機に適用した。外側をジャケットで覆われた容器の本体外面減肉の検査は、これまで超音波による定点測定が主流だっただけに、全面検査の導入は極めて稀なケース。適用現場への同行を特別に許可された小紙は、検査対象となった容器の中へ文字通り「潜入」し、壁面を自由自在に動き回る新システムを目の当たりにした。

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