2001年(平成13年)12月20日 第984号

01/12/20

●【焦点】
 耐震も兼ねる鉄骨トラスはすべて現場で溶接
 日本テレビ新社屋建設工事(東京・汐留)
 設計監理の三菱地所設計
 継手の食い違い、独自要領で処置
 年の瀬を迎え一層活気づく東京・汐留の土地区画整理事業のなかにあって、4隅に設けたパイプトラス鉄骨『バットレス』がひときわ目立つのが、C街区で建設中の日本テレビ新社屋ビルだ。設計監理に当たる三菱地所設計では、今年5月の東京都の通知を受け、鉄骨突合せ継手の食い違いに対する処置で独自の要領を整理・報告。印象的なデザインもさることながら耐震の役目も果たすバットレスは、一本ずつ現場で溶接して組み立てていることから、適切な溶接および検査の徹底が品質確保を図るうえで重要なカギとなる。(1面)
●【探訪】
 評価・解析装置 踏張る
 逆風下の「セミコン・ジャパン2001」
 業績下方修正、人員・投資削減、赤字決算---。2001年、過去最大の不況に直面した半導体産業は出口が見えないまま年の瀬を迎えた。好調だった 2000年から一転して生産は前年比3割減、設備投資も5割を超すマイナス成長を余儀なくされた。こうした市況を反映してか、半導体のお祭りともいえる「セミコン・ジャパン2001」(12月5日-7日、幕張メッセ)の来場者数も前年比約1割減(10万9572人)となった。しかし、暗い話ばかりではない。会場内では「当社はほぼ前年並みで推移している」というX線装置メーカーもあったように、日進月歩で進化を遂げる高密度実装分野の評価・解析を中心に非破壊検査へのニーズは厳然と存在している。別のメーカー担当者は「新聞等で目にする暗いニュースは半導体でもいわゆるインラインの製造サイドの話。一方、オフラインの評価・解析分野では、競争力を維持するため非破壊検査を活用した『技術武装』への動きが確実にある」とも語る。また、製造側の余波を最小限にとどめているいくつかの検査装置メーカーが、中国で着実に実績を伸ばしている点も見逃せない。半導体関連を対象とした場合、「検査」より「評価・解析」という捉え方のほうが的を得ているといえそうだが、「非破壊」であることに変わりはない。悪い悪いというなかれ。半導体産業においても、どっこい「非破壊」は踏張っているのですから---。(2面)
●会員外向け、啓蒙に拍車
 CIW協議会
 都住宅局と外観検査講習会を共催
 CIW検査事業者協議会(逸見俊一代表幹事・検査サービス)は12月14日、東京都庁で開かれた都住宅局主催の実務研修で、「建築鉄骨溶接部および鉄筋ガス圧接部」外観検査講習会を開催した。告示1464号で目違い、食い違い、アンダーカットの定量的な数値が規定されたことを受け、外観検査への関心は日を追って高まりをみせていることも手伝って、実技でノギスやゲージを握る都職員の表情は真剣そのもの。同協議会では、今月に入って愛知県建築士事務所協会(7日)、国土交通省関東地方整備局(11日)に続く3回目の講習会で今後一層、会員外向けの啓蒙に拍車が掛かりそうだ。((4面)
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