2001年(平成13年)3月20日 第966号

01/03/20

●可視、赤外線画像を統合化
 ニコン技術工房と国際航業が共同開発
 画像診断支援ソフト、6月販売へ
 ニコンの子会社、ニコン技術工房(東京都品川区)は、航空測量大手の国際航業(東京都千代田区)と共同で、可視画像と赤外線画像を組み合わせてコンクリート構造物の表面と、内部や背後の変状を効果的に診断できる、赤外線対応画像診断支援ソフト「GS-Thermo(サーモ)バージョン1.0」を開発、6月 1日から販売を開始する。同品は、デジタルカメラや赤外線カメラで撮影した画像をコンピューターに取り込み、各種コンクリート構造物の劣化・損傷データの作成、分析などを行うためのソフトウェアで、国際航業からも同時に発売する。標準価格は120万円。同社では、橋梁床版・橋脚、のり面・擁壁、建物・貯水槽、電力・ガス関連施設(ダム、煙突、電柱)、その他コンクリート構造物の点検調査向けに初年度100本の販売を目指す。(1面)
●空洞など3次元で可視化
  大成建設の電磁レーダーシステム
 現場での高度解析実現
 大成建設(東京・西新宿、平島治社長)はこのほど、現場で構造物内部の非破壊調査・解析が可能な「構造物内部診断電磁レーダーシステム」を開発した。診断対象は鉄筋やH鋼、空洞、水を含むクラックなど。解析結果は2次元だけでなく3次元で可視化、それを自由に回転させたり、縦・横断面を表示することで内部状況の評価ができる。同社では、大規模なトンネルや地震後の各種構造物診断、破壊調査が困難な重要文化財などの内部3次元高度解析に本格展開を図る。(2 面)
●鋳造品の超音波非破壊評価
  埼玉県工業技術センターが技術講習会
 製品の信頼性向上目指す
 埼玉県工業技術センターは3月5日、8日の2日間、川口市の同センター別館大会議室で技術講習会「鋳造品の超音波非破壊評価」を開催した。超音波を利用した鋳造品の内部欠陥や材質、肉厚の非破壊評価法について、4件の講演を盛り込んだ内容に地元の鋳造企業、機器メーカーなどから延べ30人余りが参加した。会場となった川口市周辺で盛んな鋳物産業は成熟化が進み現在、単純な形状のものは中国や東南アジアなどからの輸入が増加傾向にある。こうした状況から国内では、高付加価値品や製品の信頼性向上を図る動きが活発化しており、同センターでも2000年4月から3年計画で「非破壊評価による球状黒鉛鋳鉄鋳物の信頼性向上」を課題に据えた産学官による共同研究に着手している。(3面)
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今回の物件は、「平野区役所・平野保健所建設工事」(川重検査サービス)です

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