2000年(平成12年)10月20日 第956号

00/10/20

●スケール厚さを超音波で測定
  関西電力など
 火力発電所ボイラ蒸発管内面に適用
 関西電力は日本アーム(大阪市北区)およびニチゾウテック(大阪市大正区)の協力を得て、日本で初めて火力発電所のボイラ管の内面スケール(湯あか)厚さを高精度で測定できる装置を開発した。今後は、同社の火力発電所ボイラの蒸発管内面スケール測定に用いるとともに、蒸発管以外にも適用拡大を図っていく。新開発の装置は、超音波を利用して、ボイラの蒸発管を抜管せずに、現場で管の外面からスケール厚さを精度良く、しかも簡単に測定できる。超音波を発振する装置(探触子)を測定箇所に接触させると、超音波反射エコーがパソコンに取り込まれ、即時にパソコン画面上にスケール厚さが表示される仕組み。管切断とその付帯作業が不要なため、作業時間の短縮とコストダウンが図れ、抜管しないため、同一箇所でのスケール厚さの分布や経時的傾向管理が可能。また、従来の超音波を使った類似の方法と比べ、測定精度が非常に高く(最小測定値20マイクロ?b、測定精度プラスマイナス10マイクロ?b)、スケール厚さ判定ソフトで即座にパソコン画面上の測定値を確認できる点も大きな特徴となっている。
●橋梁に赤外線活用
  建設省道路局
 2001年度「道路政策のポイント」
 検査頻度向上 前倒しで年内実施へ
 建設省道路局による「2001年度道路政策のポイント」〜21世紀社会を拓く道をめざして〜が明らかになった。老朽化の進む道路施設の維持管理のうち、特に橋梁については赤外線検査を活用し検査頻度の向上を図る。99年以降、コンクリート片落下事故が社会問題化していることから、道路局では第三者被害の阻止に向け、年内に前倒しで赤外線検査を導入する。2001年時点で全橋梁の5%を占める、供用年数50年以上の橋梁数は、50年後には60%にまで増加する(建設省調べ)ことからも今後、道路施設の老朽化の進行は避けられない。道路局では、今回初めて導入する赤外線検査をはじめ、より適正な維持管理を展開し、限られた人手での検査頻度の増加とともにメンテナンスの効率・省力化につなげたい考え。
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