産業ガス関連中間連結決算、オンサイト・ローリー販売は低調

19/11/26

 大手ガスメーカーの2020年3月期中間連結決算が出揃った。そこで各社の産業ガス関連事業に絞って業績を分析したが、売上は前年同期に比べ総じてプラスに動き、営業利益も堅調だった。企業別に見るとトップメーカーの大陽日酸国内ガス事業は売上が1・2%増加したが、営業利益面で3%のダウンと低調になった。これは主に売上の主要な柱であるオンサイト販売が、セパレートガスで売上が3・4%ダウン、それ以外では7・9%ダウンしており、その影響が大きかった。また、バルク販売もセパレートガスが2・6%ダウン、炭酸ガスが3・6%ダウンしており、主要顧客である鉄鋼、非鉄金属、金属加工業界の不振をまともに受けた形になった。そうした大口販売が立ち直れば、営業利益も回復することになる。エア・ウォーターのオンサイト販売は鉄鋼向けが新規高炉の稼働やエレクトロニクス向けが好調で売上・営業利益とも大幅に増加した。岩谷産業はセパレートガス、炭酸ガスなどの販売量が低調でガス部門としては売上高が前年同期比微減になった。

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