東大・物性研究所、ヘリウムガス供給で再液化事業を開始

19/11/19

 ヘリウム(He)は、低温実験や超伝導磁石を用いた高磁場測定・化学分析などでの基礎研究には必須のガス。また、化学反応を全く起こさない安定性と、高い熱冷却性能といった他にない特性があるため、半導体や光ファイバーなどの産業用途から医療用MRIまで幅広く利用されている。
 物性研究所によれば、ヘリウムは国内では全く産出がなく、100%を輸入に頼っている。主な産出地は米国、カタール、アルジェリアと限られ、日本は主に米国とカタールに依存している。ところが、米国土地管理局が保有するヘリウムの国外販売の終了や中東の情勢不安定化で、国内へのヘリウム輸入量が大幅に減少している。一方で、世界的な半導体産業の競争や医療用MRIの利用拡大から、近年は世界中でヘリウム需要が高まっている。

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