トラック運転手不足に「ホワイト物流」「共同配送」

19/08/27

 国交省・経産省・農林省は今年4月、上場企業および都道府県の主要企業約6300社に対し、「ホワイト物流」推進運動への参加を要請する文書を企業の代表者へ直接送付した。「ホワイト物流」推進運動とは、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、?トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化、?女性や60代以上の運転者等も働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現に取り組む運動で、これに賛同を表明した企業は「ホワイト物流」推進運動ポータルサイトなどで公表されることになる。
 「ホワイト物流」推進運動のパンフレットによると、トラック運転手は平成7年の98万人のピークから平成27年には76万7000人まで減少、有効求人倍率は3・03倍(平成30年12月。全職業では1・57倍)、運転手の平均年齢は中小型トラックで45・8歳、大型トラックで47・8歳(平成29年度。全産業の平均は42・5歳)となり、企業向け「道路貨物輸送」サービス料金の価格指数は平成18年を100として、平成30年12月に111・5まで上昇している。
 また、トラック運転者の労働時間は全産業平均より約2割長く、年間賃金は約1?2割低いとされ、労働条件や環境の改善が不可欠で、長時間労働の要因としては、平均1時間45分の荷待ち時間や手積み・手降しなどの手荷役の商習慣があると分析している。さらに、高圧ガスの液化ガスローリの運転手には、危険物である高圧ガスに関する専門的な技能と知識が求められるほか、高圧ガスの安定供給のために負荷の高い輸送条件(時間指定配送・緊急配送・早朝/夜間配送・休日配送等)が相対的に多いことから、こうした問題はより深刻なものとなっている。

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