天地人 (ライブラリ)

廃校校舎の活用

 公立学校では過去10年の間に過疎化や少子化などを背景に廃校となった学校が全国で2千校以上にも上るという。これは文科省の調べで明らかとなったもので、各自治体では廃校となった学校施設の有効活用への取り組みが行われていて、地域の活性化や創業支援などを担う施設へと生まれ変わっていると紹介している▼いくつか拾ってみよう。岩手県葛巻町の旧小屋瀬小学校上外川分校では現存施設をそのまま活用し自然エネルギー・自然体験活動の研修施設としている。山梨県須玉町の旧津金小学校は明治・大正・昭和3代の校舎を歴史資料館など観光施設として再生している。徳島県上勝町の旧福原小学校では、U・Iターン者のための賃貸事務所及び町営住宅に活用している。北九州市門司区の旧庄司小学校では「としょかん文庫やさん」に改修、日本で出版されたすべての文庫本の収集という壮大な事業に取り組んでいる▼当社が所在する秋葉原でも廃校が最近「現代アートの拠点」へと生まれ変わって話題を呼んでいる。6月26日オープンした旧千代田区立練成中学校で、教室はアーティストの制作や展示の場として活用されているほか、展覧会なども開かれている。会場には「はんだづけカフェ」などというものもあって、いかにも電気街を擁する秋葉原らしいものでおもしろい。

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