日本溶接協会の創立60周年記念式典が11月26日東京プリンスホテルで行われた。溶接協会との関わりは自分もなかなか長くてかれこれ40年にもなる。式典に参列していてこの間のことが走馬燈のように巡ってきた▼溶接協会は創立以来6代の会長を数えるが、とくに在任中直接ご指導いただいたということでは3代木原博、4代小林卓郎、5代藤田譲そして現職宮田隆司の各先生にはひとかたならぬお世話になってきていて、小社並びに小職が今日あるのは先生方の薫陶によるもので、感謝の気持ちを忘れることはない▼溶接協会ではまた、会長のもと大勢の先生方や会員企業の方々が幅広く活動されていて、しかもそれはボランティアといってよい献身的なもので、結局こうした多くの人々の協力によって溶接協会は支えられているといってよく、それは好ましい伝統となって今日に受け継がれている。当然その恩恵は小社小職にも及んでいて大変ありがたいことだ▼式典の挨拶の中で宮田会長はこの10年について、04年のAWF設立や06年の溶接情報センターの設置などを大きなエポックとして採り上げるとともに11年秋の竣工目指して溶接会館の建設が進んでいることを明らかにし、引き続き溶接協会が溶接界の中核としてリードする決意を新たにしていて大変頼もしかった。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)