今年は4つの海外のウエルディングショーを見る機会があった。4月に韓国昌原市のウエルディングコリア、5月が中国上海市の北京エッセンフェア、9月にドイツエッセン市のエッセンウエルディングフェア、そしてこのたび11月はアメリカシカゴ市のファブテックインターナショナル&AWSウエルディングショーである▼この4つのウエルディングショーに参加して感じたこと。その一つが、世界同時不況とはいいながら、それぞれの国で自分たちのウエルディングショーを必死で支えているという姿勢の強さ。ウエルディングショーが自分たちの業界の柱となっていて、その継続が何よりも肝要なのだということ。技術開発を怠れば溶接の発展を阻害してしまうし、メーカーポジションを失ってしまうという危機感も感じられた▼だからだろう、韓国と中国のショーは過去最大規模だった。発展が続く中国はともかく、韓国もかつてない国際色も豊かな内容だった。ドイツは世界最大のウエルディングショーとしてほぼ例年並みの規模を維持していたし、アメリカも不況による影響を最低限にとどめていたのが印象的だった▼ただ人の往来は随分と少なくなっていた。これはいずれのショーにも共通したことで、とくに世界どこにも出かけて目立っていたアジア人の姿が少なかった。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)