小社提供のウエブサイトで「秋葉原日記」というコラムの執筆を担当している。会社所在が秋葉原であるところから名づけられたものだが、このたび最近1年分の連載をまとめて『秋葉原日記<第二集>』(産報新書)として出版した▼それで改めて読み返してみたのだが、専門とする溶接のことや秋葉原のことのみならず読書、旅行、世相などと及んでいて、よくいえば話題が広がってはいるものの、率直には何とも勝手気ままとなっていてあきれるほどだ。それでも毎日書き綴っていることには多少の意味もあるのだろうと思っている▼タイトルのことでもあるし心がけて拾っている話題の一つに秋葉原風景というのがある。数えてみたらこの2年ほどの間に44話に及んでいる。とても激動の街を活写しているなどといえた代物ではないけれども、それでも秋葉原で生活しているものならではのエピソードが盛り込まれているとは思っている▼ここ数年来の秋葉原の変化は実際のところ激しくて、かつての秋葉原は、世界に冠たる大電気街を擁しているとはいえ、ごく専門性の強い街であったものが、この頃では訪れる人も多様で、次第に繁華街が形成されつつある。秋葉原駅1日あたりの利用者数は何と80万人にも及んでいて、これは大ターミナルに匹敵するまでの規模となっている。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)