天地人 (ライブラリ)

最新トレンド

 4年ごとにドイツで開催されているエッセン国際溶接フェア。溶接に関する世界最大の見本市だけに世界中からメーカーが集まっており、新しいトレンドを探る上で格好の舞台だ▼今回も興味深い潮流をつかむことができた。まず、溶接電源のフルデジタル化が進んでいて、これまでのマグ溶接機中心からついにそれはサブマージ溶接機にまで及んでいたし、マグ溶接機ではダブル化と表現したらよいのか、1台の電源にあらかじめ2台の送給装置がセットされていて、例えば1台が軟鋼用、もう一方がステンレス鋼用などととして使われていた▼実用化が難しいといわれていたFSWのロボット化で先進的な展示が見られた。エサブ社やCYTEC社が出品していたが、3次元加工する上で均一な加圧力を確保するために、高速回転をコンピュータで制御するかたちやボビンツールで対応しているものなどが提案されていた▼バーチャルトレーニングシステムにもおもしろいものが見られた。リンカーン社、フローニアス社、ウエルド・マート社などが出品していたが、ワーク形状や溶接姿勢、溶接条件などを任意に設定でき、しかもバーチャルリアルティの度合いが格段に進歩していて、これなど若い人たちはゲーム感覚よろしくよろこんでシステムに向かうだろうと思われたのだった。

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