鉄道がちょっとしたブームらしい。鉄道など群れて遊ぶようなものでなし、1人密かに楽しむものだが、ブームではあるのだろう。鉄道趣味は高尚で、文化が成熟してこそ発展するとは欧米文化人のよく指摘するところだが、そういった意味では日本の文化もそれらしくなってきたということか▼鉄道が趣味といっても実に幅が広くて、鉄道旅行が好きだという人、車両などメカニズムがたまらないという人、この頃では廃線跡を探訪する廃線派や、1日数本限りのような不便な路線を訪ねる秘境派などというものまであってにぎやかではある。テレビで採り上げられることも多く、関連の出版も数多い▼自分も03年7月17日に留萌本線増毛駅をもってJR鉄道全線踏破を、また、07年11月3日には島原鉄道加津佐駅で日本全国全鉄道全線完乗達成を果たしているほどで鉄道好きの端くれだが、さて鉄道旅行の魅力というと何だろうか。日常からの移動という意味があり、車窓を眺めているのも楽しいものだし、行き先々で出会いがあり普段見慣れない風物に触れられることもうれしい▼先日も夏休みに新宿(中央本線)小淵沢(小海線)佐久平(長野新幹線)長野(飯山線)十日町(北越急行)越後湯沢(上越・高崎・東北本線)上野と大半を鈍行で乗り継いで汽車旅を堪能してきたところだった。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)