緊張感のあ るすばらしい 試合だった。 石川遼選手が 優勝したプロゴルフサン・クロレラクラシックのこと。最終日最終ホール最終組で一緒に回るジョーンズ選手とのマッチプレーの様相だったが、石川選手がバーディーで優勝を決めた。なかなかの名勝負といえる内容だった▼17歳の高校生プロゴルファーとは思われない力強さ。その源泉は何だろうか。17歳とはいいながらゴルフを始めて10年以上という経験による技術と充分に鍛えられた体力。そして何よりもひたむきさであり、集中力であろう。また石川選手の最大の魅力でもある、けれん味のない大胆なプレー▼それにしてももう「はにかみ王子」のニックネームは卒業ではないか。このたびの優勝インタビューでも堂々としていたし、はにかんだ様子はみじんも感じられなかった。ただ、インタビューではいつでもファンに対する感謝の言葉が発せられるが、独自の印象的な「石川遼語録」がまだ出てきていないようだ▼野球のイチロー選手がそうだが、一流選手は独特の感性による言葉を持っている。くれぐれも日本の大多数のプロスポーツ選手のような「頑張ります。応援よろしくお願いします」といった一つ覚えの単純な表現はやめて欲しい。17歳にはまだ無理かもしれないが世界に羽ばたく真の一流とはそういうものだろう。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)