このたび韓国は慶尚南道昌原市で行われたWELDINGKOREA2009で感心させられたこと。それはちょっとしたショックでもあったのだが、何はともあれ地元慶尚南道庁と昌原市のホスピタリティの強さには感銘した▼同ショーは隔年に開催されて今回が13回目。例年はソウルでの開催だが、今年は地方に出て18年ぶりの昌原市での開催となった。この昌原市開催に対し、地元自治体は何と3億5千万ウォンもの財政支援を行ったのだ。これは現行為替レートで約3500万円、ウォン下落前の1年前のレートなら約7千万円という実に巨額なもの▼昌原市は韓国南部釜山市の西北に位置し、道庁所在地とはいいながら人口50万人の地方都市。ただ、造船や自動車などに向けた機械工業の集積地となっていて、溶接をはじめとするものづくりを地元産業の基盤と位置づけているようで、今回の大きな拠出となった模様だ▼また、ショー会場となったCECOは1万平方の展示場のほか大小様々に豊富な会議施設があり、高級ホテルとショッピングモールも直結していて、立派なコンベンションシティとなっていた。これは展示会が地元を活性化する有力な手段であることを熟知しているからであろうし、翻ってわが国展示会コンベンション政策の貧弱さが目立ったのだった。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)