秋葉原日記 (ライブラリ)

神溶会60周年

 昨日から神戸に出張で来ている。
 昨日は、神戸ポートピアホテルで開催された神溶会60周年記念全国総会に出席した。
 神溶会とは、神戸製鋼の溶接材料販売組織で、神戸製鋼は溶接材料で我が国トップシェアを握り、世界でも第3位の地位にあって、神溶会はその国内販売を担っており、溶接業界で最大最強の販売ネットワークとして知られる。
 神溶会とは自分も縁が深くてつきあいは早くも40年に及ぶが、式典に出席し、神戸製鋼の佐藤廣士社長や粕谷強専務取締役溶接部門長などのあいさつを聞きながら、神溶会の歴史と特徴を自分なりに振り返っていた。
 神溶会設立当初ということでは、戦後まもなく全国各地で開催した溶接技術講習会が特筆される。
 もちろん、神戸製鋼としては神鋼溶接棒の拡販がねらいなのだが、当時、溶接技術の習得に渇望していた我が国溶接業界にあって、溶接技術の健全な普及と発展に貢献したのだった。
 結局、こうしたものづくり、人材育成にかける神戸製鋼の姿勢は一貫しており、神溶会活動としても、直近10年では溶接サポーター制度を立ち上げ、WES溶接技術者資格2級676人、1級31人を輩出するに至っており、神戸製鋼が目指す技術営業力強化の柱となっている。
 ところで、この日の式典では、終盤にすばらしい報告があった。
 つまり、神溶会では、この60周年に際し、「頑張ろう!東北」「支え合おう!神溶会」をキャッチフレーズに拡販キャンペーンを行っていて、その売上金の一部2500万円を東北復興支援の義援金に拠出するというもの。
 溶接業界としては、このたびの東日本大震災に伴う復興義援金では高額なもので、神溶会ではこの全額を宮城県多賀城市のポリテクセンター宮城に寄贈するという。
 ポリテク宮城は、宮城県地方における溶接技能者教育訓練施設として中心的存在で、大震災で壊滅的打撃を受けているが、神溶会の義援金は復興に弾みがつくものと期待される。

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(神溶会60周年記念全国総会の模様)

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