秋葉原日記 (ライブラリ)

第4回高校生九州大会

 昨日まで長崎に出張だった。
 長崎では、第4回九州地区高校生溶接技術競技会が22日日土曜日に開会式、23日日曜日には競技会が行われた。
 この大会は第1回から第3回まで大分県で開催されてきていて、大分県以外で開催されるのは今回が初めて。
 出場したのは、九州・沖縄8県から選抜された36人(うち女子7人)で、各県1チーム3人(地元長崎県は2チーム6人)からなる団体戦と個人戦で競技が行われた。
 競技課題は被覆アーク溶接のN‐2F(中板下向き溶接裏当て金なし)で、高校生コンクールが盛んになってきている今日だが、大概の県の課題はA‐2F(中板下向き溶接裏当て金あり)だから、この九州大会の課題は難易度が非常に高い。しかも、初層の中間点でアークを中断、棒継ぎを行わなければならないからさらに難しくなっている。競技時間は30分。
 しかし、選手たちは十分に練習を積んでいるせいか、段取りもよくスムーズな進行だった。
 競技を終えたばかりの選手に話を聞いて見た。大分県代表の女子選手は「失敗した。裏波はよかったのだが、最終層で溶け込み不足があった。しかし、楽しめて競技ができたからよかった」とほっとしていた。彼女は建築科2年で、1年の時に授業で溶接を学び、県大会があるというので練習を積んできたといい、校内予選を1位で通過、県大会も勝ち抜き九州大会へとコマを進めてきたのだという。「溶接は面白い」と言いながらも、将来溶接を職業とするかどうかはわからないと笑っていた。
 競技を終えた作品を見ると、いくつかは明らかに失敗とわかるものもあったが、大半はなかなか優秀な成績で、表ビードで見る限りは社会人と遜色のない内容だった。ただ、裏ビードでは苦戦している選手も多く、やはり課題が難しいようだった。
 この九州大会には、自分も4年前の第1回大会で取材したことがあるのだが、 4年前には選手間の優劣の差が大きかったものが、今回では上位は接戦の様相で、4年目を迎えて大幅なレベルの向上が見らていて、大会の意義がはっきりと確認できるようだった。

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