秋葉原日記 (ライブラリ)

産業安全運動100年記念展示

 有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた緑十字展。この産業展示会に併設されていた産業安全運動100年記念展示という特別イベントが面白かった。
 今年は日本で産業安全運動が創始されてちょうど100年になるのだそうで、この間の我が国における産業安全の歩みが展示されていた。
 展示されていた年表によると、明治期、鉱山で大規模爆発が相次いだことが産業安全に対する認識の端緒だったとし、以後、1928年(昭和3年)の全国安全週間制定、戦後は1947年(昭和22年)の労働基準法施行とGHQの指導で安全運動が盛り上がったとしている。
 また、1981年(昭和56年)には産業用ロボットによる死亡事故が発生して話題なったほか、2007年(平成19年)には過労死が初めて労災に認定されたとしている。
会場では、安全靴や安全帽、マスクなどと安全保護具も展示されていて安全の歴史が概観できた。
 興味深かったのは安全に関するポスターの展示で、フレーズを追っていくと当時の世相が反映しているようだったし、現代にも通じるものだった。
 次に幾つか拾ってみよう。
 ・昔の戦にや鎧とかぶと/今の仕事にや保護武装!(1928年)
 ・工具は検査と修理が肝要/工具が悪ければ結果は同じです(1928年)
 ・物の積方注意が大事/通路に突出すな、通路・非常口を塞ぐな、足許に注意、高く積むな(1930年)
 ・材料工具ノ不整頓ハ大災害ノ基/不整頓ノ積ミ方ハ振動デモ崩レル
 ・保護眼鏡かけるか/盲目になるか(1930年)
 ・猿モ木カラ/熟練工モ油断カラ
 ・化粧するより/まず清潔(1932年)

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