秋葉原日記 (ライブラリ)

被災3県がっちり握手

 昨日は、青森市で一般社団法人青森県溶接協会の創立50周年記念式典が行われ、東北各県溶接協会からも代表がお祝いに駆けつけていたが、席上、このたびの東日本大震災でとりわけ被害の大きかった岩手、宮城、福島3県の溶接協会会長が復旧・復興に向けてがっちり握手する姿が見られた。
 各県溶接協会会長によると、岩手県では、鉄構業を中心に県内企業がやりくりして助け合っているものの、肝心の電気などインフラの復旧が遅れているところから復旧・復興には手間取っている様子だった。ただ、検定試験などはもともと内陸部で実施する形態だったので、5月からはほぼ正常な状態に戻ってきているということだった。
 宮城県では、溶接業界の被害は甚大で、復旧・復興の状況も掌握できる段階ではないとしていた。全国に支援を呼びかけた普及・不要の中古溶接機提供に対してはキャンペーンの効果が出始めていて、大変心強いということだった。ただ、溶接競技大会は残念ながら中止せざるを得なかったし、昨年から始めた高校生溶接コンクールも中止したとのことだった。
 福島県では、地震、津波の被害に加え原発事故被害という複雑で深刻な状況下、とくに福島県溶接協会の会員が半数が浜通りという事情もあって、復旧状況はやっとスタートラインに立ったというのが実情のようで、自分たちの努力だけではどうしようもない状況に疲労の色が濃かった。
 被災からちょうど6カ月。厳しい復興状況だが、こうした中で大変心強かったのは各県溶接協会会長ともに意気軒昂としていたことで、とくに、復旧・復興には溶接技術こそ重要な役割を担っているとの認識から大きな使命感を持っていたことだった。

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(握手する左から松本・宮城、尾栢・岩手、平塚・福島各県溶接協会会長)

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