秋葉原日記 (ライブラリ)

空海と密教美術展

 東京国立博物館で開催されている。大変な人気ぶりで、平日の午後だったが入場制限があり約30分待たされた。何しろ曼荼羅世界に浸れるというのだからこれも当然だろう。
 唐から密教の奥義を究めてきた空海(弘法大師)が、密教の教えを広めるために絵画や仏像などを重視したとされ、会場では空海が中国から請来したという作品が多数展示されていたし、空海直筆とされる書も展示されていて興味深いものだった。
 書家としても知られる空海だが、自筆とされる書を見ると、空海の書は端正で美しく、空海のきまじめさを示しているようだった。
 圧巻は仏像曼荼羅だろうか。
 曼荼羅とは、密教の教えを絵にしたもので、大日如来などを描いて密教の宇宙を表すものとされている。
 仏像曼荼羅は実際に仏像を配置して曼荼羅世界を構成したもので、会場では東寺講堂に配置されている21体の仏像から国宝8体が持ち込まれ、仏像曼荼羅が出現していた。
 このうち、梵天座像は肉感ぶりだったし、帝釈天騎象像にはりりしさが感じられた。
 展示されている作品は99点。このうち1点を除く98点が実に国宝あるいは重要文化財という豪華さだった。

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(仏像曼荼羅のうち1体「帝釈天騎象像」=会場で販売されていた絵はがきから引用) 

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