秋葉原日記 (ライブラリ)

登別温泉

 先週は北海道に出張だった。この時期恒例の会議があり登別温泉に滞在した。ただ、台風の影響があって雨模様が続き、しかも蒸し暑くて北海道らしい爽やかさには恵まれなかった。
 登別温泉は道南の支笏洞爺国立公園に位置し、温泉地としては北海道屈指であろう。温泉街はJR室蘭本線の登別駅からは8キロほど離れていて、山懐に抱かれるようにある。なお、登別駅は石壁をあしらったなかなか風情ある駅舎だ。
 温泉街には大型の温泉旅館が立ち並んでいた。規模的には全国には幾らでも大きな温泉場はあるが、開湯150年という歴史もあってなかなか立派なもので、道南の観光拠点としての風格が感じられた。
 登別温泉の名物は地獄谷。温泉街のはずれにあって荒々しい地肌からガスが噴出している。学術的には爆裂火口らしいが、幾つもの噴出口があって、ここがこの温泉街の源泉となっているようだ。
 湧出量が1日1万トンと多く、源泉の種類も9種類と多様なことがこの温泉地の魅力ともなっているようだ。
 泊まったのは登別グランドホテルというところだったが、このホテルの浴場にも源泉の違う6個の風呂があったが、メインは食塩泉でなめてみたらわずかに塩分と鉄分を感じたが単純泉に近い。他に白濁した硫黄泉や鉄泉などというものもあって、種類の違う温泉が利用できることは楽しいものだった。源泉の温度は非常に高いようで、吹き出し口に手をさしのべたらやけどしそうなくらいだった。最も温度の高い源泉では90度にも達するということである。
 なお、このホテルには今月北海道を訪れる天皇陛下が宿泊されることになっているということだった。

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(噴煙を上げる登別温泉の地獄谷)

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