秋葉原日記 (ライブラリ)

大阪で高校生溶接コンクール

 昨日まで月曜火曜と大阪へ出張だった。
 大阪は昨日など今夏最高気温というほどにとても暑くて、東京に比べ一段と蒸し暑いように思われた。このところ本格的な猛暑が続いていて全国どこへ行っても暑い。
 昨日は、大阪府の高校生による溶接コンクールがポリテクセンター兵庫を会場に行われた。大阪府溶接技術協会の主催によるもので、今年が第1回。
 コンクールには、府下12校から31人が参加した。都道府県単位の高校生コンクールで、しかも第1回目としては大規模な参加者数となった。
 コンクールはA‐2F(中板溶接裏あて金あり)を課題に行われた。競技時間は30分。試験材はあらかじめ仮付けされたものが支給された。また、審査は外観試験だけで判定され、この日のうちに表彰式が行われた。
 溶接の模様を見ていると、段取りもスムーズで溶接も手慣れた様子だった。ただ、ビード外観を見た限り内容的には随分と高低差があるように思われた。
 競技を終えた生徒たちの話によると、まずまずのできだったとほっとしていた。
 また、高校における溶接のカリキュラムとしては、機械科では2年生から溶接の実習が行われていて、溶接はとても面白いということだった。
 この日の大阪地方はこの夏一番の猛暑で、溶接にはつらい環境となったが、競技を終えた生徒たちには充実した達成感がうかがえた。
 大阪府溶接技術協会では、府下の工業高校を対象に過去6年間にわたって溶接技術の研修を実施してきていて、この日のコンクールもあくまでもそうした研修の一環として行われたものだが、こうした着実な活動がコンクールの開催へとつながったもののようで、協会の提案に対し高校側も積極的に呼応したもののようだった。
 高校生による溶接コンクールはここ数年来急速に盛り上がってきていて、県大会の開催も全国で10数県を数えるに至っているし、地区大会も九州、関東甲信越、中国ですでに開催されていて、地区大会への参加ということも含めると、高校生コンクールへ関与している都府県は27に達し、すでに全47都道府県の過半に及んでいる。
 高校生による溶接コンクール開催の意義は、溶接技能の着実な伝承とか、優秀な溶接技能者の確保といった第一義的なことはもちろん、各地で高校生コンクールが開催さるに及んで痛感されていることは、溶接への社会的認識の向上という巨視的な意味合いも大きい。
 それはこのところのものづくりの基幹技術としての溶接に対する着目が一般の新聞やテレビにも浸透してきていることで、様々な場面で溶接が取り上げられることとなってきたが、これも高校生コンクール開催の効果と見てよいようだ。
 この日のコンクール会場では、来年4月のインテックス大阪における国際ウエルディングショーにあわせ近畿大会を開催し、ゆくゆくは「溶接甲子園」を開催しようと大きな盛り上がりとなっていた。

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