秋葉原日記 (ライブラリ)

台北

 昨日から夏休みの旅行で台湾に来ている。
 台湾は10数年ぶり。かつては年に2度も来ているようなこともあったが、このところとんとご無沙汰だった。
 この間、世界三大山岳鉄道の一つ阿里山鉄道に乗りたくて何度も計画を立てたのだったが、その都度、地震や台風の影響で鉄道が不通になっていた。また、そうこうするうちに2007年には台湾新幹線も開業していて、この二つの鉄道を一度に片付けたくて機会を狙っていたのだがこれまで果たせず、いつまでも待ってばかりもいられなくて、とりあえず今回は台湾新幹線だけでも乗りたくて訪れたような次第。さらにこの際台湾を鉄道でぐるり一周するというのも楽しみだし。阿里山鉄道にはいずれ機会があるだろう。
 台北には昨日の昼過ぎに着いた。ホテルにチェックインした後早速街をぶらぶら歩き回った。
 それで驚いたこと、感じたこと。
 街がきれいになったし随分と明るくなった。古い街並みもたくさん残ってはいるが、新しい高層ビルへと建て変わっているし、新市街のようなものも形成されている。
 もちろん、人口は300万人に満たない程度だし、北京や上海あるいはソウルなどのような人口1千万クラスの都市ではないのだが、大都会の風格がある。
 若い女性たちは美しくしゃれてはつらつとしているから、ソウルはともかく北京や上海などに比べたら随分と台北の女性たちは洗練されている。
 道は他のアジアの主要都市同様に大変に混雑している。乗用車が多いし、そして台北は何よりもオートバイが多い。これは以前と変わらない。乗用車はぴかぴかに磨かれている。これは日本以外ではなかなか珍しいこと。オートバイが多いせいか道の騒音はひどい。
 捷運と呼ばれるMRT(新交通システム)が街を縦横に走っている。
 前回来たときにはまだ1路線しかなかったが、これが6路線に増えていた。これで渋滞の緩和となっているものかどうか。
 このMRTに乗ってみたが、車内は明るくゆったりとしている。ゲージが日本でいえば新幹線と同じ標準軌だからで、4人ボックス席が両側に並んでいて、それでも真ん中の通路にはゆとりがある。
 ただ、鉄道が少ない分、バスとタクシーは充実している。とくにタクシーは非常に多くて、道を走っている乗用車の3分の1はタクシーではないかと思えるほどだ。こちらのタクシーはすべて黄色に塗装されている。昨日タクシーに数回乗ったが、どのタクシーもまるで新車のようにきれいだったし、そして何よりも料金が安い。市内の大半は千円以内でいけるのではないか。
 台湾の人たちは親切で優しい。それは日本人に対しても変わらなくて、だから、日本人としても街を歩いていてとても親しみが持てる。
 街を歩く若い女性たちのファッションは東京とまったく変わらないし、タクシーに乗れば日本の歌謡曲がCDで流れているし、下手な中国語を使っても上手な日本語で返事が返ってくるし、台北は何とも居心地のいい街だ。
 
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(東洋一の高さを誇る台北金融大楼=通称台北101を中心に信義新都心の風景)

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