秋葉原日記 (ライブラリ)

塗り変わる秋葉原の看板

 変化の激しい秋葉原。当然、電気街の消長も激しくて、看板もだいぶ塗り変わってきている。
 秋葉原電気街は、初期の頃の部品を供給するごく専門的な店構えから、全般的には家電からITへと取り扱い商品を巧みに変化させながら隆盛を続けていたものの、近年、専門性の高い電気街から一般性のある繁華街へと変化してきた結果、飲食店や雑貨店が増加してきていて、これにいかにもこのところの秋葉原らしいアニメやフィギアなどの専門店も次々と誕生しているのが実情。
 このため、長らく電気街の顔として中央通りに大型店舗を構えていたヤマギワや石丸電気にも変化は激しくて、古顔だったサトー無線、丸善無線などはとうに姿を消した。
 照明器具から出発したヤマギワは一時は中央通り周辺に数店舗を展開する電気店だったが、経営が行き詰まり最近ではソフマップなどに看板は塗り変わってきている。
 電気のことなら何でも揃うと謳った石丸電気も店舗の集約をしていて、万世橋交差点近くの本店は閉鎖され、シャッターが下ろされ看板は白く塗りつぶされている。
 こうした老舗の動向を見ていると、基本的には消費の低下ということなのだろうが、変化への対応がいかに難しいか、看板を見ていると栄枯盛衰が象徴的に表れているように思える。

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(秋葉原風景75=看板が白く塗りつぶされた石丸電気の店舗)

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