日本溶接協会が千代田区神田佐久間町4丁目に建設中の溶接会館が昨日14日上棟した。
溶接会館は、本部事務所が移転するほか講習会や各種会議の施設としても整えられることとなっていて、溶接情報センターの拠点としても活用される。
工事は昨年11月に着工されていて、当初今年5月には上棟する計画だったのだが、鉄骨製作工場がこのたびの東日本大震災によって被災したところから延期となっていて、2ヶ月遅れの上棟となった。来年3月竣工の予定。
なお、この上棟に先立って、12、13日には、全国溶接技術競技会で2年連続最優秀賞獲得、被覆アーク溶接の部と炭酸ガスアーク溶接の部の2種目を史上初めて制覇した松浦洋さん(豊田自動織機)が製作中の鉄骨柱に記念の溶接を施した。
溶接はH形鋼の柱突合せ継手をレ形開先裏波溶接で行った。
この溶接箇所を上棟式に臨んだ宮田隆司会長、青木博文溶接会館建設建設委員会副委員長らが見学、名人による溶接ビードの見事さに感嘆の声を上げていた。
(松浦さんによる記念溶接のビード外観を見学する宮田会長、青木副委員長)
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)