秋葉原日記 (ライブラリ)

韓国国際ウエルディングショー

 WELDING KOREA2011(韓国国際ウエルディングショー)が昨日から昌原市のCECO(昌原見本市コンベンションセンター)で始まった。
 同ショーは隔年に開催されて今年が14回目。2年前の前回に続いて昌原市での開催となった。
 このショーには第1回から毎回欠かさず参加しているが、前回から大きな飛躍を示していてとくに今回は過去最大規模となった。
 実際、出展社数は8カ国から123社に及び、展示面積が8000平方メートル、小間数は480小間に達した。前回は40%の大幅な伸びだったが、今回も小間数でさらに10%拡大する盛況ぶりだった。
 これは韓国経済の好調ぶりに支えられているもので、とくに造船や自動車が高いレベルで堅調を保っているところが大きいようだ。
 出展社の顔ぶれを見ると、今回も全般に海外勢の存在感が大きかった。これには地元勢が溶接機では規模と内容で世界のトップに追いついていないこと、逆に溶接材料ではすでに世界的競争力を持つ現代やKISWELがこぞって出展していないことなどが理由としてあげられよう。何しろ地元溶接機メーカーにはフルデジタルの出品が見られなかった。
 積極的な展開を示していたのはフローニアスで、先進のフルデジタル溶接機やデルタスポット溶接機などと特徴ある製品が出品され、とくにバーチャルトレーニングシステムには大勢の来場者が挑戦して人気を呼んでいた。
 新顔ではドイツのLORCHがフルデジタルのTIGやMIG溶接機を出品して関心を集めていた。
 レーザ溶接機が登場してきたのもここ数年来のこと。トルンプとIPGが大きな出展を行っていたが、自動車部品向けを中心にやっとレーザ溶接市場が開けてきたという印象だった。
 溶断機では小池酸素工業と地元のHANTO。とくに小池は出展社中最大規模の出展で、大型プラズマ溶断機の実演が評判を呼んでいた。地元商社経由ではコマツもプラズマ切断機を出品していた。
 注目されたのはウォータージェット切断の出品が2社からあったこと。TOPSとOMAXのいずれも地元メーカー。TOPSはウォータージェットを手がけて10年になるということで、韓国国内シェアは80%にも達するということだった。
 溶接材料に関する出展は本当に少なくて、リンカーンやITWグループのミラーも出品の中心は溶接機だった。
 また、溶接ロボットの出品も少なくて、世界のウエルディングショーがまるでロボットショーかと思われるほどの展開になっている今日の状況では特異な様相で物足りなかった。
 なお、出展規模こそ最大となっていたものの、来場者の出足も昨日は初日だったこともあってか伸び悩んでいた。

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(過去最大規模となったWELDING KOREA2011)

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