秋葉原日記 (ライブラリ)

備えあれば

 このたびの震災から学んだこと。それはやはり備えあれば憂いはやや少ないだろうということ。もっともこれもどの程度の震災に遭遇したかによって随分と状況は変わるのだが。
 我が家では常日頃から緊急時のために簡単なものではあるが防災用品をリュックサックや段ボール箱に用意してあっていつでも持ち出せるようにしてある。
 リュックサックには、強力ライト、ラジオ付き懐中電灯(乾電池と手回し発電機両用で、携帯電話充電機能付き)、笛、軍手、靴下、万能ナイフ、ひも類、乾電池(単3×4本)、現金、ティッシュペーパー、水汲み用折りたたみ式タンク、シート類、氷砂糖、エネルギー補給用ゼリー、救急医療用品、メモ用紙、ペン類などを入れてある。
 段ボール箱は、蓋の部分を切り取って改めて荷造り用のひもで持ち運びしやすいように工夫してあり、中には、トイレットペーパー4ロール、乾パン、缶詰類、インスタント食品、懐中電灯、乾電池などを詰めてある。なお、この段ボール箱は木製チップの猫砂を敷いて応急トイレに使用することを想定している。
 水は家の中や物置など各所に分散して保管してあり、すぐに持ち出す分としてペットボトルで2リットル×6本をリュックや段ボールと同じ場所に保管してある。
 また、我が家には飼い猫がいて、このために脱出用カゴを防災用品と同じ場所に保管してあるほか、猫用の食料、猫砂も用意してある。
 このたびの震災による我が家の被害は幸いなことに直接的なものはほとんどなくて、このため備品類で手をつけたものは、水などわずかなものだった。
 ただ、ライフラインなどが途切れたという前提で我が家の備えを再検討してみた。
 電気。代替は灯り用としてはローソクと懐中電灯。暖房用としては石油ストーブ。これでまかなう。
 ガス。代替は石油ストーブと卓上ガスコンロ。この二つによって暖房と調理には応急的には対応できるのではないかと想定している。
 我が家ではこういうこともあろうかと思い、電気の必要ない旧式の石油ストーブを捨てないで倉庫に保存してあり、灯油もポリタンク3個分は常備してある。卓上ガスコンロのカセットガスボンベも数本分は切らさないようにしてある。
 このたびその旧式の石油ストーブを引っ張り出し点火してみたら何ら問題はなかった。これなら停電でも暖房やら簡単な調理などには十分対応できる。
 水道。備蓄の水で当座はしのぐ。2リットルボトルで10数本は用意してあるから夫婦二人なら何とかなるだろう。
 足。自動車が使えないことはこのたびの震災で学んだこと。ガソリンもないのだし、自転車が有効だろう。
 食。備蓄してあった乾パンは、このたび試験的に食べてみたら、著しく食べにくかった。おいしいとかまずいということではなく、水なしではのどが通りにくいのである。フルーツ缶詰などはカロリーもあるし、水分もあって重宝しそうに思われた。
 家。我が家の備えにないもので、是非用意しておいたら使い勝手は多いだろうと思われたのはブルーシートだ。雨漏り、風よけ、様々な用途が考えられる。
 情報。乾電池を電源とするラジオは必需品。これは2種類を確保してある。
 それにしてもこうして列挙をしてみたものの、巨大地震や大津波に襲われたらどのような備えも個人レベルのものではほとんど役に立たないのだろうから、結局、家族と自分の身の安全だけをまずは考えるというのが肝要だということ。そのことこそがこのたびの震災で学んだ第一のことだとわかった。
sekiyustove.jpg
(旧式の石油ストーブ)  

バックナンバーへ

お勧めの書籍