このたびの3連休で、朝、目にした光景。
それはガソリンスタンドへの長い車の行列。近所のガソリンスタンドなど延々数キロにも及ぶのではないか思われるほどの列が続いていた。
毎朝ほぼ6時半頃ウォーキングに出かけるのだが、19日土曜日にも20日日曜日にも朝9時の開店を待って夜明け前から列ができていたようで、ちょうどウォーキングの道すがらでもあるし先頭から車の台数を数えていったら250台にもなった。もっとその先にも列は伸びていたのだが、そのままではウォーキングのコースからはずれてしまうからあきらめたが、あるいは300台を超していたのかも知れない。
先頭から40台目くらいか、車の外でたばこを吸っていた人に伺ったら、朝の4時から並んでいるという。開店までには5時間以上も並ぶということになる。しかも、並んでいれば必ず手に入るというものでもないからなかなかつらい。
わが家でも家内が2時間半ほど並んでやっと入れたし、近所のお宅では4時間半かかったということである。家内は並ぶについて水筒と軽食、湯たんぽを持参したというからまるで漫画的だ。
ことほど左様にガソリン不足は深刻だ。この頃では車で出かけることは控えているのだが、それでもいざというときのためにもガソリンを空にしておくわけにもいかないから、一応の備えだけはしておかねばならない。
それでもこの頃はまだ並べば10リットルでも手に入るようになったからいいほうで、震災から1週間くらいの間はまったくガソリンスタンドが開いていなかった。
聞けばその理由というのが腹立たしい。何でも、石油供給拠点までも東電は一律に計画停電の対象にしていたということである。何という官僚主義か。あきれてしまう。
しかし、我々はまだ10リットルのガソリンでもあれば何とかしのげるからまだいい。深刻なのは被災地や物流関係であろう。
ガソリンのみならず、灯油にしろ、あるいは計画停電にしろ、もっときめ細かな対応ができないものか、いらいらするばかりだ。
(ガソリンを求めて延々と連なる長い車の列)
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)