秋葉原日記 (ライブラリ)

ソニー「リーダー」

 電子書籍読書端末であるソニーの「リーダー」を購入した。
 手に取ってみると驚くほど軽い。もう一つ驚くことは文字が鮮明であること。
 この端末の最大の特徴は、電子書籍読書専用であって、スマートフォンなどのような多機能携帯情報端末ではないこと。
 昨年の暮れに売り出したばかりで、ソニーではディスプレイサイズで6型と5型の2種類販売しているが、このうち自分が購入したのは5型。
 文庫本とほぼ同じ大きさだが、とても薄くて9ミリほどしかない。重さも量ってみたら151グラムだった。
 小型軽量だから上着のポケットにも入るなど持ち運びが容易だ。また、手に持って読んでいてもくたびれない。
 ディスプレーが電子ペーパーという様式になっていて、ぎらついたところがなくて目にやさしく疲れない。これはディスプレイにバックライトを使用してないからで、外光による乱反射もないから屋外でも読める。なお、ディスプレイはモノクロである。
 さすがに電子書籍読書専用端末というだけのことはあるようだ。
 ただ、通信機能が付属していないから、読みたい本の購入などは別にパソコンで行って、ダウンロードしたものをこの端末に移し替えなければならない。
 この点がこの端末の最大の難点。読書専用端末に特化してスリム化した結果だろうが、利用者はこれをどう評価するか。
 実際に書籍を購入して読んでみた。
 まず、パソコン上でソニーの電子ブックストア「リーダーストア」で本を選ぶ。2万点ほど用意してあるということだが、まだまだ品揃えは不足で、新刊も少ないし、このあたりはこれからの充実を待たなければならないのだろう。
 とりあえず内田百けん(門構えに月)の『東京焼盡』を購入した。473円だった。印刷本は中公文庫として初版が1978年に発行されていたもので、現在の新版では定価940円である。292ページ。
 購入手続きは一度会員登録をしておけば簡単である。ダウンロードも容易で、端末への移行も面倒はなかった。
 さて、購入書籍を呼び出して読んでみる。
 大変読みやすい。文字がクリアで、文字サイズも任意に変更できるから、好みに合わせておけばよい。
 タッチパネル方式だから操作も簡単で、付属のペンを用いて行うこともできる。
 しおりを挟むようにブックマークを付けられるし、書き込みもできるし、マーカーで印を付けられる。
 小型軽量だがなかなか立派な能力を持っていて、内蔵メモリーに単行本で1400冊も保存可能という。また、フル充電なら約1万ページをくくることができるほどで、一般の読書スタイルでおよそ14日間も連続して読書が可能ということだ。
 電子書籍読書専用端末ということではとても使い勝手がよい。出張に行く折など数冊の本を持っていく場合などには威力を発揮しそうだ。
 これで通信機能が付いていて、この端末から直接書籍が購入できれば申し分がなかったと思われた。

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(「リーダー」(右)と左は中公文庫『東京焼盡』)
  

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