寒い日、暖かい日が交互に繰り返しているこの頃。
朝のウォーキングも、ふるえるような寒さに出かけるのに躊躇してしまうようなこともあれば、暖かくて汗ばむような日もある。
こうなると、樹木に咲く花にも戸惑いがあるのではないか。
いずれにしろまだ花の少ないこの時期、目を楽しませてくれているのが梅で、わが家ではもう満開の様子だ。
凛とした美しさがあるし、花期も長いから好まれる。多少むっちりした印象がないわけでもないが、きちんとした花の形は清楚な少女を連想させる。このあたりははかなげな桜の花とは違うところだろう。また、白梅と紅梅とどちらをより好むかは人それぞれだろうが、自分は処女性が感じられる白梅の方が好きだ。
近所のお宅にしだれ梅がちょうど咲いている。5分咲き程度だろうか。
しだれ桜は見かけることも珍しくもないが、しだれ梅は比較的に少ない。
垂れ下がった枝に花が次々と付いていて、なかなかたおやかだ。花の形は一般の梅と違わない。
まるで日本舞踊の舞台を見ているような情緒がある。また、顔を近づけてみると香りもする。
しだれ桜には幽玄さが感じられるが、しだれ梅には華やかさがあるようにも思われる。
梅の名所はいくつもあるし、梅園などというものも少なくはないのだが、調べてみたら、しだれ梅で知られたところは実は少ないらしいから、やはりしだれ梅は珍しいのだろう。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)