昨日から大阪へ出張で来ている。
支社の業務を終わらした後、夕食がてら支社の社員を誘って道頓堀に出た。
支社は難波にあり、ここは大阪の大ターミナルであり大歓楽街ミナミのへそ。道頓堀を含め、心斎橋、千日前、戎橋筋、宗右衛門町、笠屋町などがすべてミナミに含まれる。
道頓堀といえばたこ焼き。たこ焼きは今や全国規模のB級グルメだが、そもそもの発祥は大阪のこの道頓堀といわれている。
道頓堀を歩いていると、あちこちでたこ焼きの屋台を見かけることができる。もっとも中には、かつて大阪で一番の人気だった店が不祥事で廃業してしまったようなこともあるが、やはり大阪人にとってたこ焼きは一番親しみのある食べものであることに変わりはない。
さて、その道頓堀で行列のできていた人気のありそうな店で早速たこ焼きをいただいてみた。
まず、初めの店。厚紙の船にたこ焼きが8個。ソース味のものが定番なようで、これにマヨネーズをかけるかどうかは好みのようだ。しかし、鰹節が申し訳程度だし、青のりもかかっていないし、紅ショウガも添えられていない。
もう一つ食べてみようということで次の店へ。ここも人気の店のようだった。
この店は、味付けがソース、醤油、ショウガ汁、塩などとバラエティ。ここは船が昔ながらの経木風だった。また、鰹節が大削りのものがたっぷりとかけてあった。ただ、ここでも青のり、紅ショウガが添えられていなかった。
それと感心しなかったのは、どちらの店でもたこ焼きの表面がぱりっとしていなかったこと。
この頃は東京でもたこ焼き屋は珍しくないほどにあるし、縁日などにいったら一番の人気でもある。
その東京のたこ焼きは、中は熱々で、ひょぅめんはぱりっとしている。また、たこも心なしか大きいように感じるし、鰹節ばかりか青のりもたっぷりとかけられているし、紅ショウガが添えられていることはもちろんのこと。
こうしてみると、大阪でいう昔ながらのたこ焼きは今や東京においてこそ伝統が守られているのではないかと思えるほどだ。
もっとも、これはごく一部のたこ焼き屋で食べた経験だけで感じていることであり、もう少し東西のたこ焼きを食べ比べてよくよく勉強してみよう。
いずれにしろ、たこ焼きは大好物であり、勉強を重ねることに何ら障害はない。
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)