秋葉原日記 (ライブラリ)

アメリカフウ

 散歩をしていてもこの頃は木に咲いている花がめっきり少なくなってしまった。さらに紅葉も終わって、木々は葉を落として冬支度を整えていて、いかにも師走の風景である。
 朝のウォーキングも辛い季節で、そう言えば、歩いている人も心なしか少ないように感じるし、道すがらいつも出会っていた人の姿も見かけなくなったようにも思う。
 プラタナスやイチョウ、ケヤキ、モミジなどと鮮やかな紅葉を楽しませてくれていた樹木も葉を落としてしまって、この時期いささかなりとも鮮やかさをかろうじて保っているのはメタセコイヤやアメリカフウなど。
 メタセコイヤは背が高く樹影もすっきりと美しくいかにも杉の同類らしいが、葉は鮮やかな赤茶色である。何でも化石になっているものが、中国で種が見つかり60年ほど前に再生されたものらしい。
 アメリカフウは、別名モミジバフウとも言うようで、カエデの一種だろうと思われる。
 大木だがその名の通り葉はモミジに似ていて紅葉も見事で、いつも散歩で訪れる近所の公園の中では、最後まで鮮やかな色を楽しませてくれている。
 また、この時期実をつけていて、落ちているものを拾ってみると、直径2センチくらい、表面をとげで覆っていて、殻はなかなか固い。中に実が入っていそうだが、なかなか割れない。もう少し経つと、この実は溶け出すみたいで、カランカランになって、軽いイガイガだけになるはずだ。

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(初冬のアメリカフウ)

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