秋葉原日記 (ライブラリ)

ボストン美術館浮世絵名品展

 江戸東京博物館で開催中のボストン美術館浮世絵名品展を見た。
 ボストン美術館には5万点にのぼる浮世絵のコレクションがあるといわれ、この展覧会にはこの膨大なコレクションの中から版画132点などが展示された。
 ボストン美術館はそもそも世界有数の日本美術コレクションで知られていて、この浮世絵もモースやフェロノサ、ビゲローといったわが国でもよく知られるコレクターのコレクションが基礎となったもののようだ。
 この展覧会を見ていて、そのコレクションの豊かさに納得がいった。浮世絵の歴史が概観できるほどのすばらしいコレクションだった。
 しかも、そのコレクションが師宣から春信、歌麿、写楽などへと初期浮世絵から江戸後期へと編年体風に展示されていて、浮世絵の移り変わりが体現できるようになっていてわかりやすかった。
 それでわかったのだが、時代が下るにつれて色鮮やかになっていて、中でもやはり歌麿が色彩や姿の艶っぽさで群を抜いていた。
 好みで言うと、やはり写楽の大首絵が最もおもしろくて、中でも「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」が気に入った。

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(東洲斎写楽「二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉」=会場で販売されていた絵はがきから引用)

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