秋葉原日記 (ライブラリ)

神宮外苑

 この3連休はのんびりできた。美術館に行ったり映画を見たり。
 で、晩秋の一日は神宮外苑を逍遙した。
 神宮外苑は正式には明治神宮外苑。明治神宮(内苑)に対し外苑と称するようになったらしい。
 もとより明治天皇の業績を後世に伝えようと建設されたもので、1926年(大正15年)の完成という。
 青山通りから外苑に入っていくとまずはイチョウ並木。
 ちょうどいい色合いの頃で、黄金色の葉っぱがひらめいていて、大勢の見物人が散策していた。
 この並木は一直線に200メートルほどか。突き当たりにグランドがあり、正面には絵画館。
 独特のドームを持っていて外苑のシンボルみたいな建物。
 これも正式には聖徳記念絵画館と称するのだそうで、入館してみた。実は、外苑にはたびたび来ているし、絵画館もいつでも横目には見ていたのだが、これまで入ったことはなかった。
 絵画館のその名の通り、明治天皇の事績を示す大きな壁画が、幕末から没するまで70点が年代順に並んでいた。
 一流の画家によるこん身の作品といったものが大半で、明治という時代が一覧できておもしろかった。
 とくに、二条城大政奉還の図や勝‐西郷江戸城無血開城談判図など歴史上よく知られる絵画を目の当たりにできて興味深かった。
 ところでここ神宮外苑は、古くは陸軍の青山練兵場跡地であり、1943年(昭和18年)10月21日の出陣学徒壮行会が行われたところであり、雨の絵画館前を行進する学徒のニュース映像はよく知られるところで、ぶらぶら歩きながらも何かと感慨のあるものだった。

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(イチョウ並木。正面奥が絵画館)

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