秋葉原日記 (ライブラリ)

別府温泉

 このたびの大分出張では、宿泊は別府温泉に取った。
 別府は何と言っても日本を代表する温泉場。源泉数、湧出量ともにダントツの日本一である。
 総称して別府温泉と言いながら別府八湯とも言われるように、別府には別府温泉や鉄輪温泉など8つの温泉があり、源泉数は2,843で、2位の湯布院853、3位伊東639、4位熱海530を大きく上回る。湧出量も同様で、トップ別府は2位湯布院の2.5倍、3位伊東、4位熱海の5倍前後と他を圧倒する。
 この日は、別府温泉街の中でも高台に位置している宿だったが、温泉、食事、おもてなしともに申し分なかった。
 温泉はこの旅館独自の源泉らしいが、源泉の温度が60度と、熱いのが好きな自分にもまずまずだった。お湯は別府温泉のたいがいがそうであるように無色無味無臭で、さらっとしていた。その点では温泉らしさが薄く、不満の残る人もいるかもしれない。それと、驚いたのは湯船の大きいことで、一度に百人は入れそうだった。
 別府温泉は、温泉街がJR別府駅の駅前から直ぐに広がっているのだが、その駅からほんの数分のところに、別府温泉の象徴とも言える駅前高等温泉という共同浴場があって、料金は並湯100円、高等湯300円だった。
 顔をほてらしながら浴場から出てきた地元のおばさんから話を伺ったところ、別府では60歳以上になると市内の浴場はすべて無料なそうで、ほとんど毎日通っているとのことだった。
 ただ、別府の街はご多分に漏れず一時の隆盛から客足は減っているらしい。

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(別府温泉夜の温泉街)

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