秋葉原日記 (ライブラリ)

高校生の溶接コンクール

 ここのところ週末ごとの出張が続いているが、このたびは昨日まで25日土曜26日日曜と大分へ出張だった。
 大分では、大分県立大分高等技術専門校を会場に「第1回九州地区高等学校ものづくり溶接競技大会」が行われた。
 高校生による溶接コンクールも、ここ数年来県大会レベルでは開催されるところも着実に増えてきたが、地区レベルの大規模な大会はこれが初めてで、わが国溶接の歴史においても記念すべき画期的なものとなった。
 大会には、福岡県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県の九州地区内5県から11校24人が出場した。このうち女子が3校6人だった。
 大会は、25日に開会式と交流会が行われ、競技は26日に行われた。
 開会式では高校生の大会らしく選手宣誓があったり、交流会では一人ずつ行われた自己紹介もきびきびしたもので好感が持たれた。
 また、競技では、試験材の開先加工から溶接本番へと段取り通り手際よく進める選手がほとんどで、教育の行き届いていることをうかがわせた。
 自分はそれこそこの40年来、県大会、地区大会、全国大会、あるいは技能五輪の全国大会、国際大会、また、企業内のコンクール、さらにはアメリカや中国、韓国などと海外の大会にも参加しているが、高校生によるこの大会ほど感激したこともなかった。
 ものづくりの重要さは社会的にも認識され、しかし、一方では熟練技能者の高齢化が顕著となり、技能伝承、後進の育成が社会問題ともなっている折、高校生が溶接に競技として真剣に取り組んでいる姿を見て感動をすら憶えたものだった。
 競技を終えた生徒に話を聞くと、「溶接はおもしろい」「溶接は奥が深い」「溶接を職業に選びたい」などと話す生徒が多くて、大変頼もしくもなったのだった。

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