秋葉原日記 (ライブラリ)

日本溶射工業会創立50周年

 先週末は京都に出張だった。初秋とはいえ京都はさすがに紅葉にはまだまだ早かった。それでも東山・蹴上界隈は、街路樹もわずかながら色づき始めていたし、疎水も枯れ葉がいっぱい浮かんでいて、秋の訪れを感じさせた。
 京都では、3日金曜日にウエスティン都ホテル京都で開かれた日本溶射工業会の創立50周年記念式典に招かれて出席した。
 日本溶射工業会は溶射加工ジョブショップの団体で、1958(昭和33)年の設立からちょうど50年を迎えたもの。
 日本に溶射技術が導入されて約90年。当初は防錆・防食のための溶射加工をメタリコン業者が施工している業界だったが、その後、ハードフェーシング技術が導入されて肉盛溶射が普及し、今日では対摩耗性、耐熱性、導電性、絶縁性などの機能性を基材表面に付与するための有効な表面コーティング技術として多方面の産業分野で利用されてきている。
 溶射プロセスの開発も急速に発展してきていて、ガスフレームからアーク、プラズマ、レーザそして今日ではHVOFやコールドスプレイなども含め高速、高密度が進み、皮膜の強度や信頼性の向上が著しいものとなっている。
 応用分野も宇宙航空、自動車、発電プラント、鉄鋼、鋼構造物などと先端産業に及んでいて先進性も高い。
 産業としても発展が著しくて、今日では産業規模も約900億円までに発展してきていて、工業会設立から50年でちょうど50倍にまで成長したということで、この日の記念行事も極めて意気軒昂たる盛大さだった。

yousha50.jpg

バックナンバーへ

お勧めの書籍