秋葉原日記 (ライブラリ)

北九州ワンスモア

 昨日から北九州市に来ている。
 このところ北九州といわず福岡県あるいは北部九州が元気だ。
 北九州空港に降りたって小倉に向かうと、空港を出てほどなくトヨタの大きな工場が見えてくるが、九州の自動車産業は、日産に続いてトヨタやマツダが進出、その生産能力は150万台にまで拡大されていて、今やわが国を代表する自動車生産の拠点に成長しつつある。
 工業出荷額も自動車産業だけで3兆円というから、日本のシリコンバレーといわれ、わが国最大の拠点である九州における半導体生産の2兆円を、今や自動車産業が上回ったことになる。
 好調なのは自動車や半導体ばかりではなく、ロボット、そしてこの頃では水素事業でも拠点になっていて、ものづくり全般が元気だ。
 それを示す数字の一つが溶接技能者数で、福岡県は昨年平成19年度の受験者数でついに全国1位になった。神奈川県、大阪府を抜いたもので、これは初めてのこと。
 溶接技能の習得は高校生の間でも人気で、近く工業高校生による溶接コンクール九州大会が行われることになっているが、これも全国に先駆けたものだ。
 北九州といえば、日本を代表する工業都市。ただ、1901年の官営八幡製鉄所から始まったこの北九州の工業も、産業構造の転換などの波があって一時衰退の様相にもあったが、このところの元気ぶりは復活を印象づけるものだ。

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(北九州市の玄関口小倉駅)

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