秋葉原日記 (ライブラリ)

立山黒部アルペンルート

 先週末、出張先の富山・宇奈月温泉からは立山黒部アルペンルートを通って帰ってきた。
 立山黒部アルペンルートとは、富山県の立山駅と長野県の扇沢駅を結ぶ中部山岳国立公園を貫く山岳交通ルート。
 富山県と長野県は隣県同士に交通路を持たない厳しくも珍しい関係の中で、このルートは観光用とはいえ両県を結ぶ唯一の交通路。
 立山駅までは宇奈月温泉駅から富山地方鉄道の特急直通列車を利用した。この間67.7キロ、所要1時間30分。
 宇奈月温泉駅で信濃大町駅までの乗車券(宇奈月温泉‐扇沢‐信濃大町)を購入したところ11,840円だった。
 さあ、いよいよ立山駅出発だが、立山黒部アルペンルートは、次のようないくつもの交通機関を乗り継いでいくことになる。
 ・立山‐美女平:立山ケーブルカー=1.3キロ、所要7分。標高差500メートル。貨物車も連結された珍しいケーブルカー。
 ・美女平‐室堂:高原バス=23キロ、所要50分。標高差1500メートルを一気に登る。一般車両の乗り入れを規制した路線バス・観光団体バス専用路線。室堂は標高2450メートルでルート中の最高地点。ここはルートの中間地点でもある。
 ・室堂‐大観峰:立山トンネルトロリーバス=3.7キロ、所要10分。立山直下を全線トンネルで抜ける。
 ・大観峰‐黒部平:立山ロープウエイ=1.7キロ、所要7分。途中に支柱が1本もないこれは日本最大径間のロープウエイ。
 ・黒部平‐黒部湖:黒部ケーブルカー=0.8キロ、所要5分。ケーブルカーとしては日本で唯一全線地下式。
 ・黒部湖‐黒部ダム:徒歩連絡=所要約15分。黒部ダムの堰堤を徒歩で対岸に渡る。
 ・黒部ダム‐扇沢:関電トロリーバス=6.1キロ、所要16分。大半がトンネルで、途中富山県と長野県の県境をまたぐ。扇沢駅直前で地上に出る。なお、このトンネルはダム建設のために関電が設けたもので、建設後は一般にも供用されたが、本ルート中観光目的以外では唯一の交通機関である。
 なお、扇沢からこの先信濃大町までは16キロ、路線バスで所要約40分である。
 この間、直線距離では25キロ程度のところルート距離では36.6キロ、乗車95分だが、実際は、自分は最短を使って3時間40分だった。また、宇奈月を午前8時に出発してから信濃大町到着は午後2時過ぎで、6時間を超す長丁場だった。さらに、新宿に着いたら6時をまわっていた。
 ただ、中部山岳国立公園という大自然の中を行くこのルートは景観もすばらしいし、様々な乗り物にも乗ることができて実に楽しいものだった。

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(扇沢駅に到着した関電トロリーバス)

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