秋葉原日記 (ライブラリ)

福田首相突然の辞任

 昨夜テレビでNHKニュースを見ていたら、番組の途中で、午後9時20数分頃だったか、突然「福田首相辞任の意向」というテロップが差し込まれた。そして続いて9時30分首相官邸から福田首相の辞任表明記者会見が中継された。
 記者会見の模様を見ていて、福田首相があらゆる場面に「手詰まり」と受け止めた様子がありありと見て取れた。そして「新しい布陣に局面の打開を託す」というのが辞任理由だった。
 確かに、ねじれ国会のもと、年金問題、高齢者医療のこと、そしてこのところの経済運営などと行き詰まりがはっきりしていたし、内閣支持率の低迷もあって政権維持に嫌気をしていたのだろうが、この時期の政権投げ出しはやはり無責任と言わざるを得ない。
 それにしても、昨年9月の安倍首相に続いてこのたびの福田首相と、わずか1年足らずの間に二人も首相が政権を投げ出すなどとは言語道断だし、この先新しい首相が自民党の中から選ばれるだろうから、解散総選挙もしないで自民党が政権をたらい回ししているとして指弾されてしかるべきだろう。
 もっとも、福田首相辞任を伝えるこのNHKのテレビニュースを3時間近くも見ているのだが、この間、同じ記事の読み上げばかりで、なぜ辞任に至ったのか掘り下げた解説がないし、次の内閣誕生までの空白で景気に不透明感の強まるこの時に影響はどう出るのか言及すらないし、次の首相は誰が選ばれるのか、解散総選挙は早まったのか、たたみかけるような報道もないし、ジャーナリズムが政治を鍛えるというのであれば、なるほどNHKの報道はぬるま湯みたいなもので、今日の政治状況はひとり政府与党だけの問題ではないなとも感じた次第。

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(写真は福田首相辞任表明を伝えるNHKのテレビニュース)

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