秋葉原日記 (ライブラリ)

レーザジョブショップ

 レーザジョブショップとは、一言でいえば、レーザをツールに受託加工を行う企業のこと。
 昨日はこのレーザジョブショップが出席した座談会が都内のホテルで行われた。レーザ特集の企画の一つとして行われたもので、自分が司会を務めた。
 ジョブショップそのものは、機械加工など様々な分野でものづくりを支えてきたが、レーザジョブショップが成立してきたのはこの20年来。
 もちろんレーザ加工技術の発展に歩を合わせているのだが、ことレーザに関していえば、レーザ加工のアプリケーションの開発でジョブショップが担ってきた役割は先導的だったし極めて大きいものがあったといっても過言ではないだろう。
 この日の座談会に出席してもらった人たちはいずれもわが国を代表するレーザジョブショップだが、自動車や電子機器、航空宇宙など先端産業相手に、大企業が手がけたがらない小ロッドの量産品から、試作品の開発などを担っていて存在感は強い。
 ただ、これはジョブショップの宿命みたいなものだが、装置の陳腐化は加工ワークの限界ともなりかねず、とくに技術革新の激しいレーザ加工技術分野においてはその影響が少なくない。
 もっとも、出席者によれば、そのこと自体がジョブショップの存在感を強めてもいるのだという。
 つまり、大企業といえども、日進月歩に変化するレーザ加工で、しかもイニシャルコストの高い装置をその都度更新する余裕はないわけで、ジョブショップの担う場面が増えてもいるのだという。
 それにしても、ファイバーレーザ、ディスクレーザ、半導体レーザなどとめまぐるしく発展する今日のレーザ加工技術の状況下、出席者の間では対応に悲鳴を上げるどころか「その進歩こそがおもしろい」と一様に述べていて、「次はフェムトレーザだ」などと挑戦意欲を見せていたのが印象的だった。

lazaer%20job.jpg
 

バックナンバーへ

お勧めの書籍