秋葉原日記 (ライブラリ)

『日本鉄道旅行地図帳』

 全国が12分割されており、5月から毎月1冊配本が開始されていて、これまでに北海道編と東北編が刊行された。
 なかなかよくつくられた地図帳で、読んで楽しいし、旅行に持参して便利なようだ。
 まず、日本初!正縮尺の鉄道地図とある。つまり、鉄道路線が地図上に忠実な縮尺で描かれているから、駅間距離なども正確だし、今見ている車窓がどこに向いているかなどがきちんとわかる。地図帳としては当たり前のことなのだが、これまでの鉄道路線図などではここまで正確ではなかったということだろう。
 縮尺は80万分の1である。線区によっても違いは大きいのだろうが、大雑把に北海道編であたってみたら、これは見開きでJRの特急で約5時間分に相当するようだ。また、鉄道旅行の1日分相当とみることもできるかもしれない。
 自分としては、どうせならこれよりもっと詳細に30万分の1程度の縮尺が欲しかった。つまり、鈍行で1日相当分が見開きなっている地図がありがたいのだ。
 それでも、B5判約50ページとハンディだし、鉄道の旅に携行するにはもってこいのようだ。これまでは重い地図帳をカバンに詰めていたからこれからはだいぶ楽になるだろう。
 ほかにも特徴はいくつかあって、全線全駅はもちろん、廃線地図も載っているし、車窓絶景、名駅100線、鉄道保存施設、車両基地一覧、国鉄予定線・未成線一覧、駅名一覧などと盛りだくさん。
 ただ、鉄道に関する情報は豊富だが、その分、道路についてはどうしてもないがしろにされているのはやむを得ないか。
(新潮社刊)

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