秋葉原日記 (ライブラリ)

豊田政男先生退職謝恩パーティー

 先週の土曜日28日は、大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで開催された豊田政男先生退職謝恩パーティーに招かれて出席した。
 この会は、大阪大学大学院工学研究科長・工学部長を歴任されこの3月に定年退職された豊田政男大阪大学名誉教授の謝恩パーティーで、海外からの来賓も含め同学同窓や豊田研の卒業生に加え産業界などから幅広く430人が出席して盛大だった。
 これほど大規模なパーティーは、大物教授とはいえ大学ではなかなか珍しいことで、これは豊田先生のお人柄はもちろん、業績の偉大さを示したものだった。
 豊田先生は、1967年大阪大学溶接工学科を卒業され、以来、39年間にわたって阪大に奉職され教授などを歴任された。とくに、退職の直前の4年間は、工学研究科長・工学部長として、折からの国立大学法人化への対応にあたられた。
 溶接力学が専門で、インターフェースメカニックスや溶接のミスマッチ研究など独自の視点に基づく研究分野を開拓、溶接学会をはじめ7つもの学会の論文賞を受賞している。また、この間、溶接学会会長などを歴任している。
 パーティーでは、冒頭の豊田先生の挨拶に続いて各界からの祝辞が寄せられたが、この中で鷲田清一大阪大学総長の挨拶がおもしろかった。
 鷲田総長は哲学が専門で『哲学個人授業』などの著書がある人気学者だが、「豊田先生は工学部のリーダーとして奥深い組織運営の仕組みを作られた。共同研究にしろ産学連携にしろ、ものを動かす仕組みを熟慮されていたし、また、法人化で人材育成が大学の大きなミッションになる中で豊田先生の教育熱心は際だっていた」と述べていて印象的だった。

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(祝辞を述べる鷲田阪大総長)

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