秋葉原日記 (ライブラリ)

岩手・宮城内陸地震

 このたびの岩手・宮城内陸地震。ちょうど土曜日で、朝食後のくつろいでいるところだったが、関東地方でも大きくはないものの遠くから伝わってきたような長いゆれをはっきりと感じた。見ていたテレビですぐに地震発生のテロップが流れた。
 地震の発生は14日午前8時43分頃で、震源地は岩手県南部内陸部、地震の規模はマグニチュード7.2と推定されている。これは阪神・淡路大震災時の7.3に匹敵するというからそうとうに大きなものだった。
 この地震で、岩手県南部の奥州市と宮城県北部の栗原市で震度6強を記録した。
 地震発生から時間を追う毎に被害が大きくなっていって、昨日までに死者9人、行方不明13人などとなっている。被害の状況を見ると、建物の損壊などよりも、山崩れや土砂の流出などによる被害が大きかったようだ。
 被害が目立ったのは栗原市で、温泉旅館「駒の湯温泉」は土砂で数十メートルも流されたようで、従業員や宿泊客など行方不明となっていた7人のうち昨日までに3人が遺体で発見された。
 このうち2人は街づくりや旅の専門家で、地震前日、同市で開かれた街づくり検討委員会のメンバーとして招かれて現地を訪れていたもので、廃線になった「くりはら田園鉄道」の保存や活用を話し合っていたという。
 くりはら田園鉄道(前身栗原電鉄、略称くりでん)は、宮城県登米市の石越駅と宮城県栗原市の細倉マインパーク前駅まで結んでいたローカル私鉄で、昨2007年3月末日で廃線となっている。営業キロは25.7キロ、駅数16だった。
 自分はこの鉄道にはかつて乗ったことがあって、記録を調べてみたら、2003年10月11日乗車とある。
 床がフローリングのしゃれた車両で、1両のワンマン運転。広い仙台平野の北辺、JR接続駅の石越から西に延びて栗駒山山麓へと至るのどかな鉄道だった。車窓には稲刈りが真っ最中の田園風景が広がっていた。

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(かつてのくりはら田園鉄道終点細倉マインパーク駅)

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