秋葉原日記 (ライブラリ)

カバン

 凝るというほどでもないがカバンには目が無い。
 ただ、さほどの執着があるわけでもないし、贅沢をする気持ちもまったくないが、毎日持ち歩くものだし、いいものを持ちたいとは思う。結局、その方が長持ちするし使い勝手もよい。
 衝動買いもないわけではないが、カバンを購入するに際してはよくよく吟味している。ただ、気に入ったものはなかなか少なくて、ついつい次のものに手が出る。
 通勤用のカバンは、何よりも丈夫であることが肝要で、車中で読む本の出し入れにも便利なものがいい。本はいつでも数冊は携行しているし、書類なども持ち歩く場合が多いから、ある程度容量も欲しい。重いがたいがいのものは革製で、それなら丈夫だし見た目もよい。
 ここに開陳したものは、日ごろ使っているものの中からいくつか代表的なものを選んだ。
 右端のものは、自分でデザインをしてあつらえたもので、口が大きく開いて容量も見た目以上に大きく、それでいて軽いので重宝して随分と使ってきた。7年ほど毎日使っていたらだいぶくたびれてきて、この頃は休ませている。
 その隣は米・コーチ製で、これも丈夫さでは一流だが、やや容量が足りない。B5ノートパソコンを持ち歩くのに適している。
 その次のものが現在使用しているもので、米・ハートマン製だ。これも丈夫だし、6年ほど使っているうちに、ハートマン独特のヌメ革のつやがほどよく輝きだしている。とても使い勝手のよいカバンだ。
 その隣はスイス・バリー製で、とても上品な感じのもので、それなりの外出用として用意してあるもので、普段はあまり使わずしまってある。
 左端はもっぱら出張用。ソフトダレスタイプで、口が大きく開いて驚くほどたくさん荷物が入る。しかも丈夫で、記録を調べてみたら1991年11月25日の購入以来内外の出張に帯同しているが、びくともしていない。このカバンは日本製だが、これは名品だ。
 奥はアタッシュケースで、これもハートマン製。30数年前初めてアメリカに出張に行った際、アメリカ人が持っているのを見て垂涎の的としていたものだった。自分としては大変高価なもので、10年ほど前、やはりアメリカ出張の際、やっと念願かなって購入したのだが、これは失敗だった。丈夫一点張りはいいのだが、何しろ途方もなく重いのである。これはアメリカ人向きで日本人には不向きだ。
 なお、肩にかけるカバンは嫌いで、これまでに購入したカバンはすべて手に提げるものばかりだが、この頃は腰も痛くなってきていて、果たして自分の美学を取り下げたらいいものかどうか迷っている。

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