秋葉原日記 (ライブラリ)

四川地震

 昨日13日火曜日から北京に来ている。
 一昨日12日午後2時30分頃に中国西部四川省で発生した大規模地震の被害状況が明らかになるにつれ、中国国民は沈痛な面持ちの様子だ。
 中国のテレビ局CCTV(中国中央電視台)はぶっ続けで地震の詳報を伝えているが、それによると、地震の被害は、昨日の夕方の時点で、死者1万2千人、負傷者2万6千人と報じている。生き埋めになった人もかなりの数に上るようだ。ニュース映像を見ていると、おびただしい数の家屋が倒れ、生き埋めになった人々の救出にあたる姿が映し出されている。道路は寸断され、橋の崩落もあるようだ。
 テレビニュースで印象的だったのは温家宝首相の姿だ。温首相は地震発生後直ちに現地入りしていて陣頭指揮にあたっているのだが、雨の中、傘もささずハンドマイクを握って救援部隊に対し「歩いてでも一刻も早く被害の大きいところに行け。早ければそれだけ助かる人も多くなる」と必死で檄を飛ばしていた。中国語の放送だから正確なところはわからないが、概要そういう内容だろう。
 また、13日午後には胡錦涛国家主席は自身が総書記である中国共産党中央政治局常任委員会を主催し、全力で「抗震救災」にあたるよう指示していた。
 なお、テレビでは救援物資を送り出す各地の様子も報道されていたが、テレビニュースを見ながら、とにかく、このたびの地震に対する中国政府のいつにない素早い対応が、何よりも印象に残ったのだった。

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(地震のテレビニュースを中継する街頭の大画面と、足を止めてその映像を見入る人々。北京の繁華街王府井で午後8時頃)

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