秋葉原日記 (ライブラリ)

フェライト

 昨日23日水曜日は、東京工業大学百年記念館で開催されたNDI(日本非破壊検査協会)の学術組織再編に関する説明会に出席した。
 NDIは、非破壊検査技術に関する学術団体であると同時に非破壊検査技術者の要員認証を行っている認証機関でもあるのだが、この日は学術組織の再編について会員向けの説明会が開かれたもの。
 NDIの学術組織は、従来、RTやUTなどの縦割りの分科会方式となっていて、団体会員中心の活動であるところから、個人会員には参加しにくいクローズドな組織となっていた。
 この日の説明によると、こうしたこれまでの学術組織を再編し個人会員も参画しやすいオープンなものとすることとし、RTやUTなど8つの要素技術と製造工程検査など4つの試験技術の合わせて12の専門委員会に改組しようということだった。また、これらの専門委員会が相互に連携しながら活動を展開できるよう配慮したということだった。
 ところで、この説明会が行われた会場は、百年記念館3階のフェライト記念会議室というところだが、これはフェライトが東工大の加藤与五郎・武井武によって発明されたことにちなむものであることはいうまでもない。
 フェライト(ferrite)は、酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称で、磁性材料として磁気ヘッドなどに広く用いられている。
 なお、この百年記念館には、東工大の業績を伝える展示室があって、建築の清家清、ノーベル賞の白川英樹らのほか、加藤与五郎・武井武を嚆矢として面々と続く東工大フェライト研究の歴史も紹介されている。

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(百年記念館特別展示室のフェライト研究コーナー)

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